『SOLTILO Angkor FC TIMES』はカンボジアプロサッカーチームのSOLTILO Angkor FCの広報誌です。SOLTILO Angkor FCのファンやサポートしていただいている皆さまに、日々の活動や選手・スタッフのメッセージを毎月1回お届けします。


目次


1. はじめに
2. 活動報告_①応援団:シリーズ2~Ultras Siem Reap進化~
3. 活動報告_②SOLTILO Futsal CUP
4. 戦績

5. 選手コメント~8月の試合を振り返って~

 


1. はじめに

こんにちは! SOLTILO Angkor FCの景山です。

 この度、日頃よりSOLTILO Angkor FCをサポートいただいている皆さまにもっとSOLTILO Angkor FCのことをお伝えしたいと思い、広報誌『SOLTILO Angkor FC TIMES』を月1回発行することにしました!

  『SOLTILO Angkor FC TIMES』ではSOLTILO Angkor FCの活動レポートや、選手やスタッフのお話をお伝えしていきたいと思います。


2. 活動紹介①

応援団:シリーズ2~Ultras Siem Reap進化~

 

先月から3回に渡ってSOLTILO Angkor FCの応援団の特集をお送りします!!!

振り返りとして、第1回目はUltras Siem Reap(ウルトラスシェムリアップ)という名前でチームを応援してくれている団長のスラデット・チョンラタンさん、通称AXE(アック)に応援団結成のストーリーをインタビュー形式で伺ってみました。 

第2回目はAXEをサポートするカンボジア人サポーターの上Chhech(チェッ)さん、下Ravy(ラビー)さんにインタビューを行い、熱いと気持ち曲がらない信念を感じました。ぜひ彼らの事を多くの人に知ってもらいたいと思います。

Ultras Siem Reap 加入について

 

略称 C=チェッ R=ラビー イ=インタビュアー

 

=まずは自己紹介をお願いします!
C)私の名前はチェッです。普段はカンボジアケーブルテレビ局で働いています!週末の試合で応援することを本当に楽しみに仕事を頑張っています!

 

R)私の名前はラビーです。※トゥクトゥクドライバーをしています!私はタイ語も話せるので団長AXEとはタイ語で話していて、彼の想いを通訳したりもしてます!!二人ともSOLTILO Angkor FC とカンボジア代表の2チームを応援してます!!

 

イ)ありがとうございます!私もよくタクシー利用しますが、会ったことないですねー。。笑  

 


=先日団長にインタビューをしたのですが、そこで二人を加入させるためにかなり口説いたと言っていました。どんなストーリーがあったんですか?

C)私はずっと地域のチーム応援したいと探していましたが、プロチームはプノンペンにしかなく、ずっとどうしようかなと思っていました。
そこから3年前にSOLTILO ができて、ただもうそこには大柄な男性が一人で応援していました。私は別の場所で静かに応援していました。そんな私を見て団長は毎日メッセージと試合会場でも一緒に応援しようとしつこいほどに誘って来ました。
気持ちはあったもののどこか恥ずかさがあり、なかなか踏み出せませんでしたが、彼の熱さを見て自然に僕の足は彼の元に向かっていました。そこからはのめり込みましたねー!!

 

R)僕も同じで彼からのアプローチはすごかったですねー!こんな熱い想いがあるならついていきたい、それで僕は決めました。

 

C)ある時はUltrasの物語や想いを話していて気が付いたら24時間ぐらい経っていたこともありました。。笑 彼が僕たちの心に火を付けてくれたし今では本当に感謝しかないですね!!

=今のチームはどう思いますか?
イ)チームはなかなか勝利ができていない状況ですが、それに対してはどう思っていますか?

 

R)もちろんもっと勝ってほしいです!これが本音です!!
ただ僕たちは勝とうが負けようが応援する気持ちは変わりません!これも本音です!
勝ってる時にだけ応援するのは真のサポーターではないし、勝ちも負けも一緒に楽しもうというのが僕たちのポリシーですね!

 

C)ラビーと同じ意見で、常に全力で応援するのみです!それが僕たちの魂であってそれを毎試合表現するだけです!!

 

イ)心強いです!!チームも90分間全力でやる事、その結果勝敗が後からついてくる。まずは全力で勝負する事を残り5試合やっていきましょう!!


=未来について
イ)今後SOLTILO Angkor FC とUltras Siem Reap の今後どういう風に考えているか教えて欲しいです。

 

C)団長と同じで永久に続くこと。あともっと人数を増やしたいし、特にカンボジア人応援団だね!!

 

R)でもどんな時も一緒にいるという覚悟がないと僕たちも受け入れたくないです。仲間として苦楽を共にする事は当たり前だと思っているので。その覚悟がある人はぜひUltras のところに来てほしいです!

 

イ)ありがとうございました!まずは今シーズン残り5試合全力で闘っていきましょう!!

Ultras Siem Reapのリーダー二人に話を聞き、団長の想いが精通していることを感じ、熱いDNAが今後も繋がっていくんだろうなとワクワクした気持ちを抱きました。仲間としてこれからも一緒に闘っていきます!!

 

次回はシリーズ3~Ultras Siem Reap拡大~です!! お楽しみにーー!!

 

 


3. 活動紹介②

~SOLTILO Futsal CUP開催~

7月19日、31日にシェムリアップに住むカンボジア人の方々を対象としたSOLTILO Futsal Cupを開催しました。今回は、初めてインターン生が中心となって作った企画でした!!狙いは、サッカーが好きな方々へこのクラブを知ってもらうこと、このイベントきっかけで試合へ足を運んでもらうことでした。

 

1)概要
第1回:
日時:2019年 7月19日(木) 18時〜20時
会場: Chhung Lung Sport Club
参加者数:70名(8チーム)

 

第2回:
日時:2019年 7月31日(水) 18時〜20時
会場: White Crocodile Football Club
参加者数:50名(5チーム)

 

第1回は、決勝がなんとPK戦!!最後の最後まで結果のわからない決勝戦でした。
第2回にはディフェンダーのバタナ選手(No.15)、ピセ選手(No.27)、コーチとしてミッドフィルダーのソパール選手(No.2)にも来てもらい、優勝チームとのエキシビションマッチの開催、また閉会式にて選手自らがビラとチケットの配布を行い、試合に向けての宣伝を行いました。

2)参加してくださった方の感想

 

Seang Sophonさん

 

1.イベントに参加するきっかけは?
友人とフットサルをしていた時にSOLTILO Angkor FCのスタッフの方からフットサル大会のことを聞き、参加しました。

 

2.実際に参加してみてどうだったか?
他のチームとサッカーができるという素敵な経験、素敵な時間を過ごすことができました。このイベントを準備してくれたことにとても感謝しています。私たちは光栄なことにとても楽しませてもらいました。チーム関係者の皆さんありがとうございました!!

 

3)選手の感想

 

#15 Vatana(バタナ)


1.

Q.ファンの方と触れ合ってみてどう感じたか?

A.まずは、地域のフットサルチームと関われたことが嬉しかった。また、サッカーを通してプレーで、言葉で、プロとはどんなものなのかを自分たちの経験を若い人に伝えられたのがとても良かったです。

 

2.

Q.このフットサル大会を開催することについてどう思うか?

A.沢山のチームが集まってくれてとても嬉しかったです。このような機会を通してSOLTILO のことを応援してもらえたら嬉しいです。

#27 Piseth(ピセッ)


1.

Q.ファンの方と触れ合ってみてどう感じたか?

A.多くの人が参加してくれていたのを見て嬉しかったです。また参加してくれた人がフンセンカップに来てくれていたのを見ました。それもすごく嬉しかったです。

 

2.

Q.このフットサル大会を開催することについてどう思うか?

A.私たちのクラブがフットサル大会を開催することはとても良いことだと思います。若い人にサッカーに興味を持ってもらうだけでなく、上手くなるきっかけや健康、私たちのクラブのスタイルが伝わるきっかけになります。

 

 

4)インターン生の感想

 

石丸泰大


第1回のフットサル大会を企画しました!

僕は1ヶ月(6月〜7月)このチームに帯同させてもらっていました。この短い帯同期間の中で、チームの力になるためにできることは何か、ということを考えた上での開催でした。
当日は8チーム、70人の参加者が集まってくれ、大盛り上がりの2時間でした!これだけの人たちを熱くさせるサッカーというスポーツの力を再認識しました。

 

一方で実際にクラブの試合に来てくれた人は少なく、集客というものの難しさも感じました。。

 

参加してくれた方、お手伝いしてくれた方々ありがとうございました!

大江航平

 

第2回を僕が中心に企画しました。
当初予定していたチーム数が当日集まらないなど、運営面で難しさを感じました。また参加者の方々の中には、このイベントきっかけでその後の試合に来てくれ、選手のファンになってくださった方もいました。

 

彼がキラキラした顔で選手のことを話していたあの瞬間、このクラブの輪が少しずつ広がっていく感覚がしてすごく嬉しかったです!!

 

関わってくださった皆様、ありがとうございました!

 

これまで累計約120名の方々にご参加頂きました!

また9月8日には早速第3回を開催します!! 次回のご報告をお楽しみに!!

 

 

 


4.戦績

カンボジアリーグ(1部) 
現在10位/14チーム中(6勝5分10敗) 
※2019年8月31日時点 

 

8月4日
第18節 vs. Police FC(H)△0-0

 

8月11日
第19節 vs. Army FC(A)×2-0

 

8月17日
第20節 vs. Kiribong FC(H)△0-0

 

8月23日
第21節 vs. Phnom Penh Crown FC(A)×2-1


フンセンカップ(国内カップ戦) 
  ※カンボジア人選手のみが出場可能な大会です。

 

Best 8

8月14日
1st leg vs. Boeung Ket FC(A)×2-0

 

8月28日
2nd leg vs. Boeung Ket FC(H)〇1-0

 

2戦合計 ×1-2  ベスト8敗退

チーム創設初のフンセンカップベスト4進出は来年以降に持ち越しとなりました。この悔しさをリーグ戦残5試合にぶつけていきます!!!


5. 選手コメント

~8月の試合を振り返って~

#23 藤原賢土 選手兼監督

 

 サッカー選手として、終盤に差し掛かってきて、サッカー選手として当たり前の部分が慣れてしまっていたのか、意識の薄さが目立ってしまいました。
そして、個人、チームとしてのレベルの低さを改めて痛感させられましたし、苦しい1ヶ月でした。

 一番大事な部分、ベースとなるところを再確認し、それがある上でサッカー選手としてのレベルの向上をしていきたいと思います。

#13 菊地佑太 キャプテン

 

 チームとしても個人的ににも言えることですが、「毎日のトレーニング、リーグ戦すべてを死ぬ気で戦わなくてはプロ選手として失格だ」ということを改めて思い知りました。

 

常に100パーセントでプレーしているつもりでもどこかに甘えがあったのだと思います。自分が限界だと思った後に、もう一回スプリントをしなくては今の自分を超えることはできないし、感動を与えることはできません。

 

 残り2カ月しかありませんが、プロとして「毎試合命をかけて戦う」という当たり前のことですが、自分にムチを打って戦いたいと思います。

#10 木暮郁哉

 

 ここのところチームに結果がでてなくて、自分個人の課題である決定的な仕事をすることにもっとこだわっていかなくてはいけないなと思った8月でした。

 ローカル選手とのコンビネーションも含め、僕達外国人選手がもっとプレーで魅せていくべきだと思っています。

今シーズン残りの試合もあとわずかなので、消極的にならず、自分達がこの1年で積み上げて来たものを積極的に出していきたいと思います。

#7 海野智之

 

 勝ちきれない試合、粘り強く戦えなかった試合が多かったです。メンタルも当然重要ですが日頃のトレーニングでできないことは試合でもできなかった印象です。

 残り5試合最後まで全力で戦うこと。相手がどこであろうが全力を出し切ることを徹底していこうと思います。当たり前のことだけどとても難しいことだと思うので自分がまず率先して示すこと。応援してくれるファンやサポーターが誇れるようなクラブである為にこういった些細なことにこだわってサッカーをしていきます。

#21 本山航大

 

 個人としては、キーパーという立場ながら負け試合を勝ち試合にすることができませんでした。
 外国人キーパーとして、失点ということに練習からもっと真剣に向き合っていかないといけないと感じました。

チームとしては、自分達の現状を知ることができたと思います。
 他チームとの差、個人としての差、そしてその中でも通用した部分やそうでない部分。小さな課題をクリアしていくたびにまた新たな課題が出てきました。
 これは確実に一歩一歩成長している証拠だと思います。

今まで積み上げてきた事が無駄にならないように、そして来年にも繋がるように一つ一つ積上げていきたいと思います。