『SOLTILO Angkor FC TIMES』はカンボジアプロサッカーチームのSOLTILO Angkor FCの広報誌です。SOLTILO Angkor FCのファンやサポートしていただいている皆さまに、日々の活動や選手・スタッフのメッセージを毎月1回お届けします。


目次


1. はじめに
2. 活動報告_①応援団:シリーズ1~Ultras Siem Reap結成~
3. 活動報告_②チーム貢献賞
4. 戦績

5. 選手コメント~7月の試合を振り返って~

 

1. はじめに

 

こんにちは! SOLTILO Angkor FCの景山です。

 この度、日頃よりSOLTILO Angkor FCをサポートいただいている皆さまにもっとSOLTILO Angkor FCのことをお伝えしたいと思い、広報誌『SOLTILO Angkor FC TIMES』を月1回発行することにしました!

  『SOLTILO Angkor FC TIMES』ではSOLTILO Angkor FCの活動レポートや、選手やスタッフのお話をお伝えしていきたいと思います。

 


2. 活動紹介①

応援団:シリーズ1~Ultras Siem Reap結成~

今月から3回に渡ってSOLTILO Angkor FCの応援団の特集をお送りします!!!

まず第1回目はUltras Siem Reap(ウルトラスシェムリアップ)という名前でチームを応援してくれている団長のスラデット・チョンラタンさん、通称AXE(アック)に応援団結成のストーリーをインタビュー形式で伺ってみました。インタビューをしながら彼の応援するという熱いと気持ち曲がらない信念を感じました。ぜひ彼の事を多くの人に知ってもらいたいと思います。

Ultras Siem Reapを設立について

 

==まず自己紹介をお願いします!

AEX:AXEと呼んでください。まず知らない方もいると思いますが、私はタイ人です。小さい頃からずっとサッカーをしていて、10年前にタイのプロサッカーチームの試合を見にいきました。サッカーも素晴らしかったですが応援団の熱さに魅了されて、そこからサッカーチームを応援したいと思い、早速応援団に加入しました。その後仕事の関係上シェムリアップに4年前にやってきました。今はSOLTILO Angkor FCとタイ代表の応援をしているので、シェムリアップとバンコクを行き来しながら楽しい毎日を過ごしています!

 

==その後どのようなきっかけでUltras Siem Reapを結成されたんですか??

AXE:シェムリアップに来てからも地元のチームを応援したいと強く思っていました。ただ私はこの地に関して何も知らないため、まずインターネットサイトでチーム探し、あなたのチームを応援したいとメッセージを送りました。そこで出会ったのがSiem Reap Angkor FC(前身チーム)です。応援開始当初は、個人的に応援をしていて彼らの活動全てに参加してきました。

その1年後、私の大好きな本田圭佑さんが実質的なオーナーとなり、SOLTILO Angkor FCと名前が変わったタイミングで私自身も一つの覚悟を決めました。それは「Ultras Siem Reap」を設立し、サポートし続けることです。結成時は1人でしたが、私には何も迷いはありませんでした。もちろん当初はカンボジア人から白い目で見られていたし、おもしろ半分で混ざってきた人たちがいましたが、残ったのは私だけでした!!

==結成1年後から徐々にメンバーが増えてきましたね。

AXE:はい。徐々にメッセージの数も増えてきて、1つ1つ丁寧に返信しました。その当時は大変でしたが、今はやって良かったなと思います(笑) ただ彼らに伝えたのは、やると決めたらやる。Ultrasの精神として身銭を切る覚悟。この二つです。そこから少しずつ人数が増えてきましたね。

 

※Ultasは応援団体の苗字的なもので「Ultas 地名」となるパターンが多く、この精神はヨーロッパから流れてきたスタイルです。

 

==大変だったことは?

AXE:大変なことはあまりなかったです、たぶん。。強いて言えば応援歌をクメール語を覚えることでしたね(笑) ただ1度やると決めたので、メンバーと夜な夜な集まり多くの応援歌を作りました!!

==Ultas Siem Reapの目標は?

AXE:シンプルで、SOLTILO Angkor FCとUltras Siem Reapが永久に続いていくことです。あとは2年後には100人ぐらいの団体になりたいです。でも、私は勝っている時だけ応援する人は真のサポーターではないと思っています。結果に関係なくサポートし続ける人が真のサポーターだと思っているのでそういう人にどんどん入ってきてもらいたいなと思います!! あとはBOSSの本田圭佑さんに会いたいな~~(笑) ただ私はSOLTILO Angkor FCを応援し続けます!!

==ありがとうございました!コップンカー!

 

 

彼にインタビューをして感じたことは芯の強さです。彼がこのインタビューで最も伝えたかったことは「己の道を進むのであれば多少の困難があろうとも倒れてはいけない」ということだと思います!!彼がいなければ今のSOLTILO Angkor FCは全く別のチームだったことでしょう!!彼の温かさ、強さにこれからも多くの人が魅了されていくことと思います!!

 

 

 

来月は応援団拡大期というテーマで皆さんの想いを聞いていきます!!お楽しみに~~!!


3. 活動紹介②

クラブ貢献賞

 

 「クラブ貢献賞」は今シーズンから始動した表彰企画です。通常勝利後には、勝利ボーナスを渡しています。その対象者は試合に出場した選手のみです。クラブとして、「成長」ということに重きをおきながら、何かここの部分に対して目に見えた評価ができないかクラブ中心メンバーで話し合いを続けました。

 

 そこで立案したのが「クラブ貢献賞」です。内容としては、試合の活躍に関係なく、如何にチームに対してピッチ内外で貢献できたかを投票制で決めるというものです。基準としている内容は、(前向きな姿勢)、(成長に対するコミット)、(共存)、この3点を軸に評価を行っています。

 

 現在7名の受賞者がいますが、その中でも評価の高かった3人をピックアップし心境を聞きました。

 

 【質問事項】

①「クラブ貢献賞」を受賞した気持ちは!?

②「クラブ貢献賞」はチームにどのような影響を与えると思いますか!?

③シーズン残り11試合の意気込みをお願いします!!

 

#11 ラタナ

(プチ紹介)

チームのムードメーカーで、キレ味鋭いドリブルが持ち味。試合ではそのドリブルに要注目です!

 

私が「クラブ貢献賞」をもらった時は正直とてもビックリしましたし、頑張って良かったと思いました。私の事を評価してくれているコーチ、チームメイトに感謝です。そしてとても幸せです。

 

素晴らしい賞だと思います。選手達のモチベーションを上げてくれるだけでなく、更にチームの事を好きになり、もっと貢献したいと思わせてくれるからです。またSOLTILOには若い選手達が多く、彼らにとっても様々な面で成長できるきっかけにもなると思います。

 

残り11試合、私はチーム、サポーター、家族の為に全力を尽くします。最後にサポーターの皆さんにお願いがあります。カンボジアに住まれている方はぜひスタジアムで、日本にいらっしゃる方はFacebook Liveから応援してもらいたいです。僕はサポーターを12番目の選手だと本気で考えています。多くの方々と一緒に喜びたいです。Let's Go Together!! Never Give Up!!

 

「評価者コメント」

常に明るくポジティブな風を吹かしてくれ、仲間に自分自身にも厳しい彼の努力の評価しました。彼の夢でもあるプロチームの監督になることも様々な機会をクラブとしても与え、更なる成長に繋げてもらいたい!!

#99  アリー

(プチ紹介)

頼れるベテランGK!!普段は物静かだが、一度ピッチに入れば気迫でゴールを守る守護神です!

 

まず私は試合に出場しておらず、直接的に勝利に関わることはできなかったので、クラブ貢献賞を受賞したことにビックリしています。私がチームの為に常に全力でやり続けたことが評価されて本当に嬉しく思っています。次は勝利にも貢献したいです!!

 

この賞はサッカー選手としてだけではなく、一人の人間として成長できるきっかけを与えてくれています。僕はベテランですが、まだまだ活躍したいと思っているし、若手選手を育てクラブにもっと貢献していきたいと思っています!

 

結果が良くない時期もありますが、いつも全力で応援してくれるサポーターの皆さんに感謝しています。残りの試合で多くの勝利をプレゼントしたいです!!

 

「評価者コメント」

試合には出場しませんでしたが、日々の練習に腐ることなく努力し続ける彼の姿を評価しました。口数は少ないですが、背中で伝えるという言葉が似合う選手でこれからもチームを後ろから盛り上げていってもらいたいです。

#16  サロス

(プチ紹介)

日本語大好き!!いつも日本人選手の前で披露して笑いを誘うお茶目な一面があります。ただピッチ上では様々なポジションをこなせるとても器用な選手です。

 

「クラブ貢献賞」を受賞し、本当に幸せです。これからももっとチームの成長、勝利に貢献していきたい!!

 

この賞はクラブにとって更に良くなる要素をたくさん含んでいると思います。選手達も「よりクラブに貢献したい」と思います。この気持ちがサポーターにも伝わればもっと素晴らしいクラブになると思ってるので、僕は今回の受賞に満足せずこれからも引き続き一生懸命取り組んでいきます。

 

私は残りの試合に自分の全てを捧げ、チームメイト、スタッフ、サポーター達と喜びたいです。みんなと最高の瞬間を味わいたいです。スタジアムでお会いしましょう!!

 

「評価者コメント」

技術がある選手です。それに加えて最近ではチームメイトと積極的にコミュニケーションをとるなどリーダーとしての自覚が芽生えたとともに、みんなでチームを良くしていこうと動いてくれている部分を評価しました。熱い気持ちを残りの試合で表現してもらいたいと思います!


4.戦績

カンボジアリーグ(1部) 
現在8位/14チーム中(6勝3分8敗) 
※2019年7月31日時点 

 

7月7日
第14節 vs. Visakha FC(H)×2-3

7月14日
第15節 vs. Preak Khan Reach Svay Rieng FC(A)×6-1

7月20日
第16節 vs. Asia Euro United(H)×0-1

7月28日
第17節 vs. Naga World FC(A)×0-3


フンセンカップ(国内カップ戦) 
  ※カンボジア人選手のみが出場可能な大会です。

 

Best16

7月4日
1st leg vs. Ratanakiri Province(H)○10-1

7月17日

2nd leg vs. Ratanakiri Province(A)△5-5

 

2戦合計15‐5のため、ベスト8進出決定‼‼‼


5. 選手コメント

~7月の試合を振り返って~

#23 藤原賢土 選手兼監督

 

 7月を振り返ると、選手として、外人枠としてもっと頑張らなければいけないなと思わさせてもらいました。
 チームをいい方向に導くための外人枠としての全てのクオリティがまだまだだなと個人的に思いました。もちろんカンボジア人選手、外人枠みんなで1つになって作っていくものですが、カンボジア人選手からもこいつなら安心できるなと思われるような、何か違いを見せていきたいです。
 個人としてもっとそこは意識して、自分が良くなるためにも時には周りに助けてもらいながら、頑張っていきたいです。


 

 また監督として、フンセンカップで初めてベンチに入らせていただきました。

 選手とのコミュニケーションが思ったよりも難しく、試合の運び方がとても難しかったです。
 こうしたらいいのにとかいろいろ思うことはありますが、試合中の彼らのアイディアというものを大事にしながら次の試合もやっていきたいと思います。

#13 菊地佑太 キャプテン 

 

7月は全敗という結果に終わりました。

 

チームとして、力の差、経験の差を感じました。私達は若いチームで経験の差はすぐに埋めることはできません。
ただ、若いなりに立ち向かう姿勢や、がむしゃらに相手のゴールに向かっていくような姿勢を見せることがもっとできると思います。残りの試合そういった若いチームらしいフレッシュなところを見せていきたいです。

 

個人的には、チームが苦しい時こそ、得点を取る、チーム助けるディフェンスをする、という決定的な仕事ができませんでした。日本人が苦手な決定的な仕事をするという点が自分がもう一つレベルアップするために変わらなくてはならない点です。
昨シーズンと少しスタイルを変えて、激しいディフェンスから、ボールを持った時にどうするかというところを意識していて、ポゼッションの面では、落ち着いてボールを回す面で、個人的にかなり改善されてきたと思います。
さらにボールロストを0にする、サイドチェンジのロングキックなど自分はまだまだやることがたくさんありますし、自分にまだまだ伸びしろを感じています!

#10 木暮郁哉

 

 7月の4試合では勝つことができず、結果という部分ではまだまだ自分達の力が足りないと思いました。


 チームがやるべき事もそうですが、個人として、チームとどう関わっていけば勝ちに結び付けられるのか、もう一度見つめなおさなくてはいけないなと感じました。


 ですがその課題が見えた事が7月の大きな収穫だと思っています。

#7 海野智之

 

 7月振り返るとゴールに向かう姿勢や迫力がとても欠けていた4試合だったと思います。

 

 その理由は僕自身の安定感のなさやミスの多さからきているところもあると思っています。みんなが安心して攻撃にパワーを使えるように、危険なところはしっかり芽を摘めるように心がけてプレーしていこうと思います。

#21 本山航大

 

7月は全敗という結果でした。


しかし、良い所も悪い所もはっきりと見えました。良い点としてはボールを相手のバイタルエリアまで運べるようになってきました。
あとはどうやって点を取るかチーム全員が共通したイメージを持つ必要があります。


悪い点として、守備の部分では自分たちのミスからの失点が目立ちました。

 

個人として、最近出場できていないので,まずは試合に出ること、そしていつでも試合に出れる準備をしていきます。